新上五島・奈良尾神社のあこう樹 Ficus in 長崎
長崎・五島のご神木「あこう樹」
根と根との間をくぐると、長生き、元気!
"AKOU" Banyan Tree of Shinkamigotou in Nagasaki
DATA of TREE
▽樹種:アコウ(クワ科・常緑高木)
▽学名:Ficus superba
▽樹齢:約650年
▽樹高:約25m/幹周り:約12m
▽所在地:長崎県・新上五島町奈良尾郷333(五島の1つ)
※国指定天然記念物(昭和36年4月27日指定)
【木の特徴】
このあこうの下、くぐりたかった! 長崎港からフェリーで五島の1つ、新上五島(しんかみごとう)へ。奈良尾港から徒歩15分ほど歩いて、「奈良尾神社」到着。石造りの鳥居をくぐると、また鳥居!? あこうの根が二股に分かれ、その根と根との間を通って境内に入るようになっています。樹齢650年以上の大樹、おそらく鳥居が立つ前からこの木は立っていたでしょう。この木の下をくぐった人は"長生きできる"と言われています。両手をぐーっと上に伸ばすと、確かに、あこうのエネルギーをカラダいっぱいに受けて、確かに長生きの力をいただいたみたいです。。(2017年11月26日撮影)
【歴史を伝える】
新上五島町は五島列島の中程に位置しています。あこう樹の周囲には、中ノ浦教会、若松・大浦教会、福見教会、高井旅教会などの教会があり、タクシーで2時間くらいでまわれます。これらの教会は頭ヶ島天主堂とともに、「五島を世界文化遺産の島に」という呼びかけの"潜伏キリシタン関連遺産"のひとつです。
【この木に会いに行こう!】
長崎港からフェリーで奈良尾港で下船。徒歩約15分。
この木のそばに2時間くらいいたでしょうか。途中、宮司さんがお茶を出してくださって、嬉しくて♪ 境内に立つイチョウのご神木も今がいちばん美しい時期。「ぜひ、イチョウも見て行ってください!」と言われて、境内にあるベンチに座っておしゃべり。金色の葉がはらはらと舞う中、いただいたお茶は、宮司さんの気持ちも嬉しく、心も体もほっとあたたまる時間でした。
境内には小さな丸テーブルとベンチがあります。「どうぞ、ゆっくりしていってください」と宮司さん。